ランニング初心者の僕が綴る、ためにならないランニング日記

まったく運動してこなかった僕が30代半ばにして始めたランニング。その記録。ハウツーは無しであまりためにはならないけど、ランニングの日々を綴ります。

ランニングを始めて5年。今までフルマラソンも走ってきた。

対して速くはないけれど趣味としてはまぁ下手なりに成果をあげてきたし楽しんでいる。

走るのはツラいけど。

辛いけど何かしらを得られるので走っている。これからも走れる限り走りたい。

 

でも最近まで1年以上走れなかった。

左足を故障したためだ。

練習しすぎたわけでもない。故障する前は妻が妊娠、出産したこともあり走るのを若干控えていた。

走ってて急に痛めたわけでも無い。走った後に違和感を感じ始め、いつしかはっきりと痛みを感じるようになった。痛みがあると思いっきり走れない。楽しくなくなる。

病院に通っても炎症してると言われストレッチを推奨されるも治らない。1年近く痛みが続いた。

まあ走って生活しているわけでもなく、ただの趣味なので人生を左右する、というわけでも無いのだが、少々焦燥感は感じていた。

 

痛みが生じるようになってもうすぐ1年という時、スポーツで痛めた肘に5年苦しんでいた人がある整骨院で治療したところ治った話を聞いた。すぐに整骨院の場所を教えてもらった。

その整骨院は電磁波治療を行なうちょっと怪しげなところだった。電磁波治療は保険が効かない。

だが綺麗な病院で、院長はフランクな人。小さな病院なのか患者がひっきりなしに訪れ治療していく。電磁波治療もしたが院長の容赦ない施術で違う痛みをもらいながら治療を終えて数日後。

走ってみたらちょっと良くなった気がした。しかし1週間後走ったら痛みが再発。ただその後だんっだんと良くなっていった。1ヶ月後には走った後痛みを感じなくなった。

再度治療を受けさらに1ヶ月後ほとんど良くなった。まだ完全ではないがほぼ完治といっていいまでいにきた。

 ようやく復活出来そう、という気持ちで新年を迎えた。また走り出そう。今度は思いっきり走り出せそうだ。

 

でれでれ花

 

無謀にも10kmランを行う

 ランニングを始めて3回目で6km走れるようになったら欲が出てきた。次は10km走ってみようと思う。

 10kmなんて距離は走ったことはもちろん無い。未知の領域だ。この前6km走った時はだいたいkmあたり6分で走っていたので10kmとすると1時間走ることになる。1時間走り続ける...そんな事が僕に可能だろうか...

 そうは思ったけど、既に前回、意外に走れるじゃないかと思っていた僕は走れるだろう、と予測していた。

 で結果は走り切れました。10kmを。ほとんど運動してこなかった僕が、ランニングを始めて4回目の練習で。
 ただやっぱりとんでも無く疲れたけど。この時のタイムはこちら。

  距離   10.01km
タイム  58分47秒
ペース  5分58秒/km

実はこの時、足に負担が相当掛かっていたらしく次週に凝りもせずまた10kmを走った時に故障を起こして3週間走れないという状況に落ち込むことになるのだった。
 


5km走ってみる

 まだランニングは2回しか行ってないが、 前回3kmは走れるようになっていた。次はもうちょっと長く走ってみたいと思う。


 というわけで今回は5kmを走ることを目標にしてみる。この前、今のとりあえずの目標は5km走れるようになる事と言ったがランニング3回目にしてこの目標にチャレンジしてみる訳だ。


 これまで通り週末の夜、娘を寝かしつけてから走る準備に取り掛かる。ランニングのツライところは走る準備をしている間、今日は走るの止めちゃおっかなぁーという気持ちがフツフツと沸き上がることだ。特に娘を寝かしつけるのに僕も横になるためこのまま寝ちゃおっかなーと思ってしまう。それをぐっと我慢して準備してストレッチして走りに行くわけだが、ランニングって走っている間より、走り出すまでの間、辞めたいと思う気持ちと戦っている時の方がツライのでは?と思うこともしばしばである。


 ともかく何とか準備を終えて走り出すことが出来た。走り出せば後は足を交互に動かして走り続けるだけだ。


 走っている間は地味だ。とにかく地味だ。やっぱり息も絶え絶えで足の裏も痛くなったけど5kmを通過した。目標達成だ。でももっと走れそうだったのでおまけで1km追加で走った。


 余計な1kmを追加したおかげでまた吐き気を催したので、ちょっと後悔したけど無事6kmを走り切れた。タイムは...


距離    6.04km

時間    35分44秒  

ペース 5分54秒/km


 おぉ頑張った。3回目で6kmは上出来だ。よし次はもっと頑張ろうと思う。

 

 しかし、3回目までは順調にランニングを続けた僕もこの後調子に乗りすぎて本当に後悔する羽目に陥るのであった。


 


iPhoneを身に付けて走ってみる

  iPhoneを手に持ちながらランニングをするなどという離れ業が出来ない僕は、iPhoneを腕に巻くバンドを買った。


 今回買ったお店はゼビオだ。そのゼビオの中でも特に大きい店舗であるゼビオドームという店舗だ。店の2階には店をグルッと一周する形で200m程のトラックがあるほどである。さらには店の中に滝が流れていて(!)その横をボルタリング出来るというなかなかイカした店である。 


 この店でやっていたワゴンセールの中にこの腕巻きベルトがあったのだ。少し分厚すぎて蒸れそうだが、iPhoneを身につけるという役割は十分に果たしてくれそうだ。 

 ただ、ベルトにiPhone仕込むとビニールのカバー越しにiPhoneの画面を操作出来るのだが、かなり反応が悪い。ぐぅっと押さないと反応しない。まぁこれはビニール越しなので仕方ないだろう。

 ベルトの色はパステル調の緑、水色、紫があった。なんというかもっとビビットで原色な感じの赤や青とか黒色が欲しかったのだが、やはりワゴンセールということもあり、ちょっと売れ残ってしまった感じの微妙な色が残ってしまっている。

 この中で選ぶとしたらどの色か、と10分ぐらい悩んだ挙句、紫色のベルトを買った。


 このベルトを買った週末、早速ベルトをして走ってみた。先週末に2kmを走って吐いてから1週間が経ってしまっている。

 今日の目標は3kmだ。またタッタッタと走る。おぉ1km通過する毎にruntasticのアプリがペースを音声で教えてくれる。

 6分ちょっとのペースだ。この前は2kmでへたばった。今日も前回と同じくらいしんどい。だが2kmを超えてももうちょっと走れそうだ。そのまま走る。ゼーハーゼーハーと息も絶え絶えながらも3km到達。苦しかったけど今日は吐かずにすんだ。 目標は達成だ。

 

 ランニングの良いところは練習を継続すれば走れる距離は徐々に伸びていくこと。まだ2回目のランニングだが、前回よりも1kmも長く走れるようになった。上出来だ。1週間空きがあったので、練習を継続したとは必ずしも言えないかもだけど…。よしこの調子で走れる距離を伸ばしていくぞ。とりあえずの目標は5km走れるようになることだ。


時間と距離が知りたい

 初回のランニングはとりあえずストップウォッチを持ちながら走ったが、どうにも何かを持ちながら走るのは邪魔でどうしようもない。


 やはりランニングウォッチなるものが欲しい。しかもGPS付きの。だがしかし高すぎる。


 ランニングは多い金が掛からないと誰かが言っていたがあれは嘘だ。結構掛かる。というか欲しいものが増える。だがしかしあまり自分の自由になるお金が無い。


 悩んでいたら良い事を思い出した。僕にはiPhoneがある。当時持っていたのはiPhone4だ。ランニングアプリを使えばいいのでは?

 この時のiPhoneにはナイキプラスが最初から入っていた。だが、これを使うには連動するチップが入っているナイキのシューズを使わないと機能しないと思っていた。

 そこで僕は別のランニングアプリを探した。そしたらあるはあるは沢山ある。その中で一番使い易いと思われたruntasticをインストールしてみる。しかもpro版。無料版もあるののだが、勢いに任せ無料版て試しもせずに500円払ってpro版を買ってしまった。無料版とpro版で何が違うのか未だによく知らない。広告の有る無しなのかしら?

 しかし買ってしまった。勢いで。今の僕はランニングに対して本気なのだ。最初に走ってから既に5日間走ってないけど。しかしわざわざお金を払ってpro版を買ったのにまだその上にゴールド会員なるものがあって毎月お金を払ってゴールド会員にならないと全ての機能が使えないという。しかもアプリを起動するたびゴールド会員になれなれと煩わしい。僕はランニングに対してそこまでは興味がない。

 とかなんとか言いつつruntasticはその後もずっと使い続けている。 


 たとえアプリを入れたとしても iPhoneは走っている最中は身につけなければならないため、iPhoneを専用ベルトで腕に巻きつけたり、ウエストポーチに入れたり、はたまた腕に持ちながら走らなくてはならず、ちょっと煩わしいが、このアプリのおかげで走行距離も時間もペースも把握出来るようになった。とりあえずは表面上500円の出費だけで高価なGPS付きランニングウォッチを買うことはなくなった。

 ただ、レース本番でiPhoneを身につけながら走るのは邪魔でしょうがない。そのためレース前にはランニングウォッチを買おうと思うが、それもGPSが付いてないのでよかろう。このアプリのおかげでそこまで思うようになった。

 よし、これで良いだろうと思ったが忘れていた。iPhone持ちながらでも走れることは走れるが、それではストップウォッチを持ちながら走るのと同じだ。万が一iPhoneを落として画面割れたら…よし専用バンドを買ってこよう。また出費が増える。誰だランニングはお金が掛からないと言ったのは。


走ってみる

  準備も整ったしランニングを始めようかと思う。今日は11月最後の土曜日。この時2013年。今まで書いてきたのはリアルタイムの話では無く過去の話である。これから後、今に至るまでランニングは続いているのだが、最初に走ったこの日、時間は夜。だいたい8時半を過ぎたあたり。


 娘を寝かせてジャージに着替え、屈伸やらアキレス腱伸ばしをして準備運動を行なった。娘を起こさないようにこっそり家を出てマンションの前でもう一回ストレッチ。ランニングシューズって軽くて歩きやすいな、と感じる。店では試し履きはしたけどあまり歩き回ってなかったもんな。さて走ろう。


 100円で買ったストップウォッチのスタートボタンを押す。ノロノロと歩くぐらいのペースで走り出してみた。ストップウォッチは手に持ったままだ。タッタッタとリズム良く走り…たいのだがドタドタと走ってる感じだ。

 僕は太っているわけではないが、身体が相当重く感じる。100mぐらい走っただろうか。既に息が上がってきた。足は痛んだりしてないし、まだ大丈夫だが、息が苦しい!ハァハァがヒィヒィって感じになってきた。


 町内1周が約1kmと分かっていたので自分がどれくらいの距離を走ったかおおよそ予想はつくのだが、まだ500mも行っていない。

 なぜマラソンなんか始めたのだろう??と早くも思う。だが1kmを通過した。どんどん走る、まだまだ走る。よし2周まで頑張ろう。2km走れたら上出来だ。もう必死の形相で走る、走る。やっぱり夜に走って良かったな。こんな見苦しい姿を他の人にはお見せできない。

 ランニングって、見て!意識高めな私の姿を!みたいなアピールをしているようで、他人に走っているところを見られるのを嫌う人が多いらしい。女性の場合は汗だくで化粧が崩れるのを見られたくないってのも多いらしいが、それはともかく今の僕は見苦しい。近所に知り合いは住んでいないが見ず知らずの人にもこんな姿は見せられない。..とかなんとか考えていたら2周を走り終えゴー〜〜〜ル!

 やった目標達成だ。2km走った事になる。タイムは約13分!これが早いのか遅いのかよくわからんがやった2km!こんなに走ったのは数年ぶりだ。高校生の時以来かも。

 しかし気持ちが悪い。吐きそうだ。いきなり走り出すものではない。でも、きちんと準備運動したはずなんだけどな…って思ってたら本当に吐いてしまった。よし、次も頑張ろう。


走るコースを決めようと思う

 次に決めなければならないのは走るコースだ。

 家の近所には整備されたランニングコースや広い公園はない。なので家の近所を走ろうと思うが、それでも信号などで途中で止まらないようにしたい。

 信号も少なく車の往来もあまり無い道を選ぼうと思うのだ、なるべくなら人の往来も少ない方が良い。走るって最初は結構恥ずかしかったりもするのだ...。

 

 僕が住んでいるマンションの目の前の道路は車の往来が結構あるが、マンションの後ろは区画化された住宅が並んでおり表の道路からちょっと入った所にあるので、車の往来はそれほど多くない。しかもアップダウンがなくほぼフラットな道が続く。ランニングに適した道だ。ネットの地図で調べてみると住宅街をぐるっと周ると丁度1kmになる。これなら走っている最中も距離を把握しやすい。よし、ここを走ってみよう。

 

 走るのは週末の夜にしよう。平日の朝や夜といった仕事の前後に走るほどのモチベーションはまだ無かったりする。それなので週末なのだが、夜走るというのはあまり走っているのを人に見られたくないというのが本音。   

 この場所へは数年前に別の場所から転勤してきた所なので、家の近所に知り合いはいないし見られたからってどうでもいいっちゃいいのだが、ヒィヒィ言いながら汗だくで息も絶え絶えに走っている見苦しい姿はあまり見られたくない。

 それと夜に走ろうと思うのは、娘が寝静まった後でないと、アタシも行きたいとか言い出しそうだからだ。言い出したら連れて行ってあげないと可哀想だ。だから娘の寝ている間にこっそりと走ろうと思う。娘がまだ寝ている朝は、僕も起きるのがツライので夜にはしる、と言うわけだ。

 という事でコースも決まり準備は整った。今週末走るぞ。