ランニング初心者の僕が綴る、ためにならないランニング日記

まったく運動してこなかった僕が30代半ばにして始めたランニング。その記録。ハウツーは無しであまりためにはならないけど、ランニングの日々を綴ります。

僕がマラソンを始めた理由

  僕がランニングを始めたのは、勤めている会社のランニングクラブに加入させられた…いや加入したのがきっかけだ。


 社会人になってもう10年以上が経つが、その間はほとんど運動なんてしてこなかった。ランニングを始めたのはマラソン大会に出るため!とかリフレッシュしたいため!とかなんとか明確でポジティブな理由だったらまだいいが、まったくそんなことはない。あくまで強制..に近い理由で走り始めたのが本当のところだ。

社会人で走っている人で、そういう人は結構いるのではないだろうか。

でも、そうでもしないと運動もなかなかしないだろうから、強制というのも一概に悪いとも言えないかもしれない。

 

 僕が入った会社のランニングクラブは本格的なものでは無い。年に1回か2は回、10km程度のマラソン大会にみんなで出て、その後一杯やろう、という飲み会が本当の目的、というよくありそうなクラブだ。部員も10人程。部員なのか部員じゃないのかよくわからない幽霊部員の方も多い。かく言う僕も最初は幽霊部員になろうとしたくらいだ。


 そもそも皆で集まって練習なんてしたことが無いし、これからするとも思えない。年1、2回のマラソン大会でしかクラブとして集まらないので、クラブというかただの集い程度にしか思えないのだが、一応このクラブは5年以上続いているようだ。


 このランニングクラブの会長は60代でフルマラソン毎年サブフォーという筋金入りのランナーだ。他にもフルマラソンに挑戦するような本気なランナーの先輩社員が数名おり、このランニングクラブに加入する前にも何回かその応援に駆り出さ…いや、参加させて頂き沿道から熱い声援を送ったものだ。


 このクラブには僕には逆らえない上司がいる。その彼が僕をクラブに誘った。

「別にたいして練習しなくていいから、俺なんか一度も練習してないから。とりあえず入れや」


そう言って僕を誘った。…そうか練習しなくても良いのか。そんなんで10km走れるのか。この頃は、ランニングにたいして興味無かったし、なんでこの俺が走らなあかんのかと思ったが、気づいたら「部長が仰るのであれば喜んで参加します」と言っていた。そりゃそうだろう、この部長が言うんだから。

 こうして僕はランニングを始める羽目になったのだ。